<セットリスト>
Oroppas
五右衛門
Install
六三四
(EC)MONOLITH
はっきり言えば定かではない。
Silent Hillをやったような気もするしこれで終わった気もする。
大切なことは正しい記憶ではない。
思い出そうとする姿勢だ。
ただとにかく暑かった。
水祭というイベントであったが、身体から水芸のように吹き出る汗。
それこそが水祭だったような気もする。
時間は短かったがとても楽しくライブができた。
SBSラジオのイベントとして今年は何度も出演させて頂いているが、本当に光栄なことだと思っている。
ラジオ業界というのは熱しやすく冷めやすい業界だと伺ったことがある。
SBSラジオからしたら今はADAM atが旬に見えているのかもしれないが、いつしか旬の時期は去るし、そうすれば次の旬の方を見つけてこなければいけない。
我々はミュージシャンなのでラジオのお仕事はありがたいことではあるが、本職だとは思っていない。
故にラジオの仕事がいつか終わることに関してはしょうがないとは思う。
むしろラジオの仕事が終わることよりも音楽家としての仕事が終わらせないことを優先する。
ただ、ラジオはやっていて楽しい。
自分の曲もかけられるし、自分の好きな曲もかけられるし、好きに話せるし、頭も使うし、言葉も覚えるし、ただ楽しい。
隔週で静岡、隔週で名古屋まで行き収録するのが疲れるなぁと思うことはあれど、辞めたいと思ったことはない。
これからもどんな楽しい番組を作れるか考えて、やってみて、ダメならまた考えて。
とにかく毎日考えなきゃいけないことがあるのは幸せなことだ。
そしてラジオの仕事があるのも幸せなことだ。
「良いアイデアが浮かんだらすぐにやれ。許可を得るより謝る方がずっと簡単だ」とマーレイ・フーバーも言っていた。
多分、私は考えることが好きなんだと思う。
良いアイデアも良いメロディーも形にしなかったら決して世に出ることはない。
今はありがたいことに、浮かんだアイデアを具現化する場所があり、そして産まれたメロディーを曲にして皆様に聴いてもらえている。
ひと昔前だったらありえないことだ。
この日はライブが終わり、東京組はそのまま帰京。
私とキット君は浜松に移動し、大澤さんと3人で打ち上げ兼送別会。
この日のビールはとにかく身体に染み渡った。
からっからだったもの。
そしてよく飲んだ。